消費増税で駐車料金が10円単位に!
先日、タイムズ駐車場に車を停めたら、「消費税率の引き上げに伴う対応に関するお知らせ」の看板がありました。10月以降、本体と消費税に分け10円単位になるようです。
タイムズを運営するパーク24のHPを見ると、
変更例)時間貸駐車場「タイムズパーキング」
■通常料金
【変更前】税込価格 20分 100円
【変更後】税込価格 20分 110円(本体価格 100円+税)
とあります。
パーク24. 「ニュースリリース>2019年>【パーク24】消費税率の引き上げに伴う対応に関するお知らせ」. https://www.park24.co.jp/news/2019/08/20190801-1.html参照
私は、今まで時間貸し駐車場で10円単位を見たことがありません。他の時間貸し駐車場の運営会社のHPも見ましたが、同様のリリースは見当たりませんでした。
10円単位の駐車料金を消費者がどう思うか分かりませんが、支払額は1割増しなので便乗値上げと取られる可能性があります。10円単位を避けるなら、20分100円を15分100円にするなどがあったかもしれません。
また「10/1に全国にあるタイムズ駐車場の看板を、どうやって一斉に架け替えるのか」も素朴な疑問です。国内のタイムズ駐車場は18,981件(パーク24株主通信2018.p.1)です。HPには、『各種サービスの料金を「本体価格+消費税」として考え方および表記を統一』するとあるので、個別の駐車場ごとではなく、2万件弱のすべてに適用するということだと思います。私には見当もつきませんが、担当社員のご苦労は想像できます。
私は同社のカーシェアリングを利用していたこともあり、株式投資でも注目している銘柄です。国内駐車場事業は、2018.10月期で同社の売上高の約半分(パーク24株主通信2018.p.3)なので、消費税分の転嫁は最重要課題だと思います。今後の動向に注目したいと思います。
1978年 和歌山県生まれ 香川大学法学部卒
環境衛生の上場企業で監査対応、経理マニュアル作成などの業務に携わる。
産業廃棄物のリサイクルやシロアリ消毒の新規営業も経験。
2010年1月 今井康晴税理士事務所に入所
2018年7月 税理士登録
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