消費増税現場から(その2)~キャッシュレスポイント還元~

一般社団法人キャッシュレス推進協議会https://cashless.go.jp/

1. キャッシュレスポイント還元現場から

前回に引き続き、消費増税の現場レポートです。
キャッシュレス5%還元対象のスーパーで買い物をしました。店頭にはキャッシュレス還元対象の表示があります。
食品を数点選びレジで決済しようとしましたが、どの決済が対象になっているのか確認していません!店頭にも対象の決済方法は表示されてなかった気がします。レジ待ちの列も出来ていたため、とりあえずSuicaで払い、レシートを確認しました。

ポイント還元の記載は見当たりません。「値引き-20」を見つけ、これか!と思ったものの、それは見切り販売の値引きです。あとで、上記公式アプリで対象の決済方法を確認すると、Suicaは対象になっていませんでした。
ポイント還元を受けたい場合は、事前に対象となる決済方法を確認しましょう。
このアプリは公式のものですが、同じ店で複数のピンが立っているなど、使いにくいのでご注意ください。

2. QRコード決済

各社が派手なキャンペーンを展開している○○Payですが、私は使っていません。セブンイレブンの「7Pay」が、わずか1ヶ月でサービス廃止を決定したのは記憶に新しいです。個人的には、携帯を取り出し、アプリを立ち上げ、QRコードを読み込むよりは、電子マネーのカード1枚を取り出し、タッチするだけの方が簡単だと思ってしまいます。クレジットカードもスキャンするだけの場合もありますが、サインや暗証番号が必要なことが多いです。
QRコード決済は、店側からすると、一番導入費用がかからないと言われています。以前Pay Payが大規模なキャンペーンをしたときに、導入した商店街のニュースを見ました。ほとんどが個人事業主で、「導入コストが安いので、とりあえずやってみる。」という店主のコメントが紹介されていましたが、その後どうなっているのでしょうか。
私は、キャンペーンに乗って、いろんなものに手を出すことをおすすめしません。私自身が、過去にキャンペーンにつられて複数の金融機関に口座を持ち、管理しきれなくなったからです。「ポイント還元を受けたものの使わずそのまま」、「どこにいくら残っているか分からない」、などとなっては本末転倒です。
会社でも、振込手数料削減のために、銀行口座を増やしすぎることがあります。資金移動の手間も発生するので、必要経費と割り切り、メインの通帳を見れば儲けが分かる状態にするのも一つです。

3.私の家計管理法

私は社会人になってから20年近く家計簿をつけており、当時買ったPCに入っていた家計簿ソフトを使い続けています。私が電子マネーを使う理由は、いくら使ったか分かりやすいからです。家計簿に下のような電子マネーを取り込む機能があり、残高の管理も簡単です。

今回のはじめに紹介したスーパーの支払いも読み込んでいます。あとは取込ボタンを押せば、各日付の費目に集計されます。ただ金融機関取引やクレジットカードの取り込みには対応していません。このような取引も簡単につけたいなら、クラウド型の家計簿がいいかもしれません。
個人の家計簿は、会社では帳簿になります。レシートや通帳を見ながら、ソフトに入力していく記帳業務は仕事の一つですが、当事務所では経理業務の効率化を一緒に考えることもしています。興味のあるお客様は、遠慮なくお問い合わせください。